沖縄と言えばコレ!「プレコ」と「オオウナギ」を食べる

季節らしい寒さがこたえるある日。

久しぶりに大学時代の面々と飲み会をするため友人宅に向かった。

高速バスで大阪に到着し、そこから電車で50分程。

数か月ぶりの都会の喧騒が懐かしい。

友人が用事で家を離れていたので、その間時間を潰すために母校へと足を運ぶ。

いろいろと感慨深いものがあり、物思いにふける....ような感情豊かな人間ではないため、

「あんまり変わってねーな」と5分程見て周ってそそくさと退場した。

そして友人宅に到着早々、おもしろい展開が待っていた。

飲み会を開催するにあたって、“なにか面白い魚”(食材)を調達してほしいと頼んでいたんだけれど、

予想以上に面白い。

それがこちら!

「プレコ」

「オオウナギ」

たしかに面白い。

しかし、食材かと言われればグレーゾーンではなかろうか...。

なんでも、数日前に沖縄に行く機会があって、その際に釣ったらしい。

噂には聞いていたけれど、本当に繁殖していたのねプレコさん。

冷凍してあったので、台所で解凍。

...地獄絵図?笑

タウナギ(左上)もついでに解凍する。

普通のウナギもあるらしく、夢の『ウナギ三種食べ比べ』をしたいらしい。

ちなみに、タウナギは名前に“ウナギ”とはあるものの、ウナギと類縁関係は遠い。

全部解凍し終えたところで解体作業に移る。

手始めはプレコ!

捌く前に観察。

案外イカツイ歯を持っているのね。

そしてなんと言ってもこの鱗!

カッチカチやぞ!

アーマーという言葉が良く似合う。

包丁でなんとかなる代物ではないのでキッチンバサミでトライするが...。

かてぇ....(-_-;)

全力を込めたらなんとか切れた。

というか「バキッ!」という音とともに砕けた笑。

と同時に立ちこめるにおい。

もとい“悪臭”。

半端じゃなくくさい!!

ヘドロのような腐敗臭のようなとにかく耐え難いスメル。

においの元凶である内臓を取り除いて洗って、焼くまでの間距離を置くことにした。

続いてオオウナギ。

こちらは、友人の見事な包丁さばきであっという間に開きとなった。

上からオオウナギ、ウナギ、タウナギ。

においの一件もあるので、まだ食材と認識できるオオウナギから調理開始。

かば焼きでいただく。

お味はと言うと...。

全然いける。

普通に食べれる。

身はどちらかと言うとパサパサしているけれど、ウナギの味も感じられる。

しかし、一番近い味は“ナマズ”ではないかと。

思った以上にみんな箸が進んでいた。

タウナギも美味しかった。

以前食べた時はクソ不味かったけれど、今回はかば焼きにしたおかげかな。

だが、冷めたら不味かった笑。

結論、

「やっぱり普通のウナギがうまいっすわw」


溶接?いいえ、焼き魚です

続きまして問題児のご登場。

こちらは外見の特徴を最大限活かした調理法「丸焼き」でいただく。

調味料は塩のみ。

鱗が硬く、全く火が通らないので友人がガスバーナーで炙った時の光景。

「金属か何かの溶接?」という友人の言葉がとてもしっくりきた笑。

仕上がりはこんな感じ。

こんがり焼けると鱗は素手でバリバリもげる。

いざ、実っ食!

苦い、えぐい、不味い、臭いの四拍子!

お口の中で素敵なハーモニーを奏でておられる。

....悶絶。

喉を通らない魚”に出会ったのは初めてかもしれない。

とにかく美味しくない!!!

しかし、尾に近い部分は食えた。

パサパサとした食感に淡水魚特有の臭みはあるものの、胃には入った

美味くはないけれど。

どうやら腹身は内臓に触れていたから不味かったようだ。

結論、

お前が食卓に並ぶことは二度とない

食材としては永遠の別れである。さようなら。

生き物としては最高にカッコいいので好きだし、

是非自分も釣ってみたいところだ!

もちろん飲み会がメインなのでちゃんとしたお魚「アカジンミーバイ」も買ってきてくれている。

これは鍋にしたら最高に美味かった!

友人に感謝!!

波瀾万丈な飲み会ではあったけれど、

満点で楽しかった!

おまけ。

友人による超大作。

『巨大ホットケーキ』

総製作費8000円超え。

だれの誕生日でもないのにそびえ立つネームプレート&ロウソク。

食べた後、「二度と甘いものを見たくない」と思ったが、

家に帰ると甥っ子の誕生日だったらしく、

有難いことに自分の分のケーキが置いてあっていじめかと思った...笑。

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