
今年からチャレンジしている渓流釣り。
しかし遂に禁漁期を迎えた。
これはまずい。
また燃え尽きてしまいそうだ。
苦し紛れに「禁漁期でもアマゴを釣れる場所はないか」調べてみる。
ヒットしたのが今回紹介するTocoTocoの森だ。
※TocoTocoの森はキャンプ施設ですが本記事はそのなかにある「渓流釣り堀エリア」「つかみどりコーナー」「川遊び」のレビュー記事になります。
キャンプ施設についてはここでは取扱っていません。
川上村までの道のり

筆者の住む大阪から車でおよそ2時間。
「釣り堀に片道2時間もかけるのか」と最初は躊躇したものの、
他にやることもないのでいざ出発である。
川上村の中心部には村役場に並んで小さな道の駅があり、さらにその横には日帰り温泉を営業しているホテルがある。
この道の駅とホテルを総称して「道の駅・杉の湯川上」と呼ぶようだ(休日は村役場の駐車場が道の駅用の駐車場として開放されている)
個人的に温泉はポイントが高い。
屋外でアクティビティを楽しんだあとの温泉に勝るものはないからだ。
TocoTocoの森に行ってみた

道の駅から車で5分ほどで目的地のTocoTocoの森に到着。
おっさんが独りで来るにはなかなかに可愛らしい名称ではあるが、気にしないことにした。
ひとまず受付を済ませて指定された堀へ荷物を移動する。
スタッフの方は皆、とても親切だ。
料金は先払いになっており、現金のほかにPayPayが利用可能。
受付にはWi-Fiも完備されている。





釣り堀とは言っても、自然の渓流を利用しているので釣り堀感は少ない。
実に巧妙に造成されており、まるで自然渓流のなかにいるような錯覚さえ感じるのだ。
もっとわかりやすく言うと、コンクリート感が全くない。
落ち込みや淵もあり、流れをどう利用したら釣れるだろう?と考えるのも楽しい。






以下、実際に渓流釣り堀にトライしてみて、自然渓流と比較した4つのメリット。
1.ウェーダーを着なくていいので気持ち的に非常に楽である。これは最も大きなメリット。
2.魚は確実に堀にいるのでポイントを探す手間がなく、釣りそのもののテクニック向上に集中できる。
3.自然渓流のように釣り糸が頭上の木の枝に引っかかるようなことがない。
4.疲れたらカフェでゆっくり休憩できる贅沢。(カフェの詳細は下記参照。)
つかみどり
TocoTocoの森では、渓流釣り以外にも「つかみどり」「川遊び」も可能である。
まずは、つかみどりをご紹介。
カフェ棟の並びに、つかみどりコーナーはある。

さすがはTocoTocoの森、渓流釣り場と同じく自然景観を生かしたつくりになっている。
自然のなかでつかみどりをしているような雰囲気を楽しめるのだ。
渓流魚に造詣のある方は「素早い渓流魚をつかみどりできるのか?」と感じるだろう。
結論から言うと、全く問題ない。
しばらくやっていると、コツを掴んでつかみどりを楽しめるのだ。
お子様も大喜び間違いなし。
うちの息子はというと、全身でつかみどりを楽しんでいた。

川遊び
続いては川遊びエリアをご紹介。
こちらは自然渓流そのままで文字通りワイルドである。
流れがゆるやかなポイントで、川遊びができる。

金魚網と観察ケースがあると、楽しさ倍増間違いなし。
小さな生き物を探してみよう。
お子様は水着の着用をおすすめする。

施設は新しくて綺麗
ここからは釣り堀エリアのファシリティをご紹介。
総じて新しく、快適である。






魚の調理について
上で紹介した通り、釣りあげた魚は持参したコンロや、レンタルできるバーベキューセットを使って自力で調理してもいいのだが、
おすすめはスタッフさんによる焼きサービスだ。
10匹までなんと2,000円という価格で、プロに調理していただけるのだ。




総評: TocoTocoの森は良いぞ

渓流釣り堀というものがこんなに楽しいものだったとは。
我ながら今まで迂闊だったとしか言いようがない。
自然渓流よりも楽なぶん、癒し効果があり、むしろ楽しいかもしれない。
いつもの悪い癖で、楽しいポイントには何度も何度も繰り返し通ってしまう自分がいた。
「来週も行こう」とせがむ息子がいた。
大阪から2時間かかっても通いたくなる。
TocoTocoの森、ぜひ一度行ってみてほしい。