“赤ひげ”。
なんかワン○ースにでてきそうな名前じゃないですか!(笑)
まぁ、勝手にそう呼んでるだけなんですけどね。
正式名称は「アカザ」。
その名の通り体色は赤っぽく、背鰭と胸鰭には棘を有しており毒を持っている。
この文章だけ見るとあまり良い印象は持てないけれど現物はとてもかわいい奴です。
河川の上~中流域に生息し比較的きれいな水を好むそうな。
夜行性で主に水生昆虫を捕食とある。
...なるほど。なんかよくわからん。
とりあえず行ってみっか!
そんな流れでアカザを探し歩いた。
“赤ひげ”ことアカザを求め岡山へgo!
10月の初め、岡山の河川中流域。
情報によると夜中にはちょろちょろ泳いでる姿が見えるらしいので、ウェーダーを履いて夜の内に探索開始!
基本的に浮石の下にいるとのことなので網を構え、石をひたすらひっくり返す。
しかし、何十個石を持ち上げても姿は見せない。
入るのは...
(写真は朝撮ってます)
カジカとか(なにげに初なので嬉しい)。
かわいいサイズのギギとか。
大量のタナゴ類(写真はアブラボテかな?)。
そしてオヤニラミ。成魚~幼魚まで十数匹網に入った。
最初は生息場所を探すのも一苦労だったのに笑。
もちろんすべてリリース。
ここでふと考える。
「夜行性で夜に行動するのであれば、石の下にはあまりいないんじゃね?」
そうでなくてもアクティブに動き回っているんだから昼間よりも捕まえにくいのでは...。
ていうか流れが速くて姿も見えるはずないし...。
情報に踊らされていたことに気付く。
少なくともこの場所は「夜に泳いでる個体を捕獲できる場所じゃない」ことは確かだ。
ただ、このことに気付いたのは朝になってから笑。
そして結果はすぐに出た。
“赤ひげ”現る
本流から少し逸れて流れが緩やかな場所にあった赤いレンガの浮石。
「赤!縁起いいかも!」と、わけのわからない動機からガサガサしてみると、
赤いシルエット!
魚採集をしていて“赤色”を目にすることは極端に少ないので正体はすぐにわかった!
「アカザ」
河川の改修や川相の変化などによって個体数は減少傾向にある。
出会えて本当に良かった!
この後も1匹網に入り、やはり昼間の方が採集しやすいのかな~と個人的には思う。
アカザを飼育してみた
後日談。
採集したアカザの飼育を始めた。
この日から現在までまともに姿を見たことがない。
物影から全く出てこない...。
電気を消して水槽を凝視するとちょろちょろ泳いでいる「アカザであろう生命体」は確認できる。けどよく見えない。
餌は冷凍アカムシを消灯後に入れると、もの凄い勢いで食べてる。けどよく見えない。
感想はただ一つ、「鑑賞向きじゃないねぇ~....笑」
姿にも愛嬌があってとても見栄えする魚なのに惜しいな~。
レイアウトを工夫すればイケるかもしれないけれど。
もの好きな方にはオススメの1匹です!(笑)