~なんだ、また●●か~、で始まる"普通種を語るシリーズ"。勝手にシリーズ化してみた。
今回はサワガニに続く第2弾。
森に行くと出会いが多い「タゴガエル」の話。
見極めろ。心の眼で。
前提として、筆者はタゴガエルに関して学術的知見を備えていない。そして今のところそのような高尚なものを身に付ける気はあまりない。感情の赴くまま、感じたままに記事を書いていることをご容赦いただければ。
タゴガエルを語るに当たっては、外見をニホンアカガエルなどと混同してしまうことが多いせいか、「タゴガエルとニホンアカガエルの見分け方」みたいな記述は避けて通れない感がある。
さらにナガレタゴガエルやヤマアカガエルなんかも参戦して、「アカガエル類の見極め合戦」というカオスになることもあるようだ。しかし今回は敢えて避けてみたい。
数多く出会い、慣れてくると心の眼で見分けられるようになる。と、思う。
旺盛なハングリー精神
タゴガエルの第一印象。それは非常にハングリーであることだ。
筆者が初めて外資系企業に転職したとき、社員のハングリー精神に少々驚いた。その時の印象に近い。タゴガエルは外資系サラリーマンだったのだ。タゴガエルは他の生き物と共棲していることも多い印象だ。
しかも繁殖地も他の生き物とガチで重なっているか、侵略すらしている感がある。実にハングリーではないか。
これまで目撃した例だと、イシヅチサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、コガタブチサンショウウオ(ツルギサンショウウオ、マホロバサンショウウオ)、モリアオガエル、トノサマガル、ヒキガエルとは生息域が重なっていた。
生き物として成功している証拠である。
個体差もハングリー
生息域に関してハングリーであることに加え、個体差でも攻めてくる。まさに攻めの個体差。この記事に掲載した写真は、正真正銘、全てがタゴガエルだ。
心の眼がそう教えてくれた。
いかがでしょう。この個体差。
自分は心の奥底に完全に攻め込まれ、負けを認めざるを得ない状況だ。
タゴガエルはハングリーに攻めてくる。精神汚染一歩手前だ。
おわりに
森、沢、川などに生き物を探しに行くと必ずと言っていいほどタゴが攻めてくる。ある一定の標高を超えるとね。
「もうやめて。お願いだから。」心の中でそう叫んでも無意味だ。彼らは容赦しない。一年中、全力で攻めてくる。自分もタゴ被害者の一人。タゴガエルが大好きになってしまった。
タゴガエルに心を荒らされて、タゴガエル被害者の会を結成し、中止を訴えようとしている貴方へ。
そんなことをしても無駄に終わるでしょう。なぜなら彼らは人類の想像以上にハングリーなのだから。