ハコネサンショウウオ、上陸しました

ハコネサンショウウオの幼生をお迎えしてから三ヶ月...。

やっと上陸しました!

陸地は作っているのだけれど、

蓋があるケースの場合、壁面を登ってこんな構図になります。

この個体は幼生の頃、帯状の模様をしていましたが、

現在は斑状の部分もありますので、

幼生の頃の模様そのままに成体になるということはないようです。


ちなみに、この子は外鰓が完全に消失しているにも関わらず、

一カ月程水中にいました。

他の3匹もすでに外鰓は消えています。

我が家で上陸した他のサンショウウオ類は、

消えてすぐに上陸の兆しを見せたんですがね。

なんで、外鰓の有無よりも眼の突出具合と顔つきで

上陸のタイミングを判断した方が良さそうです。

多数の個体を飼育したわけではないので一概には言えませんが。

サイズは約8cmです。

肺が無く皮膚呼吸をすることも大きな特徴。

温度だけでなく湿度や清潔な床材を維持することも大切そうです。

サンショウウオの中では飼育が難しい部類に入るので、

頑張って育てたいと思います♪

爬虫・両生類ビジュアルガイド イモリ・サンショウウオの仲間―有尾類・無尾類
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コメント一覧
  1. ハコネは自然下ではかなり潜っているので水苔は厚めに敷いた方がいいですよ。 あとあまり湿らせすぎると皮膚病になりやすいのでおススメしません。我が家のキタオウシュウやバンダイハコネ、タダミハコネ、ハコネはこれと足をちぎったイエコのSサイズを与えてかなり大きくなりました。(14くらい?)

    • コメントいただきありがとうございます。

      湿度管理はサンショウウオ飼育ではとても重要ですよね。今後も細心の注意を払いつつ飼育していきたいと思います。たくさんのサンショウウオを飼育されていて凄いです。人工飼料とダスティングしたハニーワームがメインなので、イエコも与えてみますね。ご教示いただきありがとうございます。

    • ハコネサンショウウオはどのようにして飼えばいいですかね?他のサンショウウオと同じようにタッパーに入れてワインセラーで飼って大丈夫ですかね?
      余談ですがハコネサンショウウオって1番採るのが難しいと思います。
      僕も採ったことあるのですが、成体(幼生もですが)の逃げ足が他のサンショウウオの比にならないぐらい速いですよ。
      見つけたと思ったらもういなくなっていました。初めて見た時は逃げ足の速さに呆然としました。

      • 他のサンショウウオと同様、タッパー+ワインセラーで飼育できます。床材は清潔に保ってあげた方が良いですね。

        たしかに、本気を出されると驚くスピードで逃げていきますよね。サンショウウオ界でも1、2を争うスピードスターだと思っています。

      • ご指導ありがとうございます!
        ハコネサンショウウオは皮膚呼吸と聞いていたので特殊な飼い方をしなければいけないのかと疑問に思っていました。

  2. すみません、ハコネサンショウウオの幼生の飼育は上限何度までで、仮にワインセラーで14度飼育していた場合エアレーションは必須でしょうか

    • トトコレ管理人です。

      コメントありがとうございます。

      ハコネサンショウウオの幼生は、15℃前後の水温に保つのが理想です。溶存酸素が少ないと酸欠の危険がありますので、エアレーションは必須です。

      よろしくお願いいたします。

      • 確認が遅れてしまいました、ありがとうございます問題なく成長できてます、これからもぜひ参考にさせていただけたら嬉しいです

  3. こんにちは。韓国でハコネサンショウウオ(Onychodactylus koreanus)を研究している学生です。
    先生の投稿は海を越えてもとても楽しく拝見しております。
    日本のサンショウウオについて知ることも非常に興味深く、飼育における先生のご経験と技術は私にとって大変参考になります。

    現在、私たちは許可を得てハコネサンショウウオの個体を飼育しておりますが、上陸を促す際にどのような環境(例:水位、底材など)が適しているか、ぜひご意見を伺いたくご連絡差し上げました。
    あわせて、飼育にはワインセラーの使用を予定しております。

    • こんにちは。コメントをありがとうございます。トトコレ(totokore)の管理人です。

      外鰓が小さくなってきたタイミングで、飼育容器を傾けて水場と陸地を作っています。飼育容器の下の片側に物を置くと傾斜ができます。
      水位は飼育容器を傾けたときに陸地ができる程度です。飼育容器を傾けるのが難しい場合は、石などを置いて上陸場所を作っています。

      一度上陸しても水中に戻ることがあるので、2~3日様子を見て上陸している時間が長い個体を別の飼育容器に移動します。上陸後の飼育では、園芸用の赤玉土を底材として使うことが多いです。湿度は底材が湿る程度。水中にいる幼生の飼育では、底材を使っていません。ろ過フィルターを使って水質を管理してます。

      底材については、以下の記事をご覧ください。別種ですが、上陸中の写真も掲載しています。
      https://totokore.com/kasumisansyouuoyousei

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