“サンショウウオ熱”が冷めやまぬ今日この頃。
今回の目標は流水性サンショウウオである、
「ヒダサンショウウオ」「ハコネサンショウウオ」「ブチサンショウウオ」の三種!
基本的にどれも流れのある水中で産卵するので、今回はウェーダーまで用意した。
ちなみにカスミサンショウウオは止水性。
時期的に早いかもしれないけれど、情報収集ということでね。
沢の雰囲気だけでもつかめればok。
ただ、今回は不安材料が多い。
先週の大寒波&前日の大雨である。
特に雨は一日中降っていたので増水している可能性は高い。
というか間違いない。
悪い予感が的中すると“積雪の中の激流登り”になりかねない。
そんな一抹の不安を覚えながらも楽しみで仕方がなく、
うきうきしながら渓流に向かった。
見事的中する“予想”
到着すると案の定、こんな景色である。
予想はしていたけれど、現実を目の当たりにすると腰が引ける。
ありったけのカイロを体中に貼り、ウェーダーを履いて、いざ入水!
案外イケる。ウェーダーの底力って凄い。
もう7年来の付き合いになるが、こんなに頼もしいと思ったことはなかった。
5000円の良き相棒である。
さて、寒さはなんとかなったものの、この景色は“沢歩き”には見えない。
本来は沢がらみの倒木や石の下を探す予定だったのだけれど、
雪で探しようがないので、水中の石をどけたり落ち葉溜まりなんかを重点的に散策する。
しかし、問題点が一つ。
防寒は完璧....手以外。
水中に手を入れるたびに感覚がなくなっていく。
中二病でもないのに手が疼く。
これは無理ゲーですな。
それでも3時間ほど粘った。
ダメだったけどね笑。
ただ、日常から離れて“非日常”を体感できたので個人的に楽しかった。
良さそうな沢も見つけられたので、雪がなくなった頃にリベンジしてみたい。
そして帰り道。
ちょっと距離はあるけれど、
前回カスミサンショウウオを観察した場所によってみることにした。
というのも、あの時点で成体が集結していたのだから、
もう卵のうがあってもおかしくはないはず。
運が良ければ見れるかもしれない。
そして、今日初めて良い予感が的中する。
はっけーーーーん!!
見えるところだけで8個ほど確認できた。
しっかり探せばもっとあるだろう。
無事に産卵できていたようで一安心。
成体も見れたし卵のうも見ることができた。
生まれた頃にまた来ようかな。