モリアオガエル

モリアオガエルと言えば当ブログにもちょくちょく登場している生き物だ。

探す時期は決まって5月後半~7月半ば。それもそのはず、この時期は繁殖期で池に集まるため、簡単に見つけることができる。言い換えると、この時期以外は森林にいるため見つけるのはかなり難しい。ただ、疑問が一点。この前、青森に行った際にモリアオガエルを23匹見つけた。時期は8月。繁殖期にはちと遅い気がしていて、「もしかしたら繁殖期以外でも探せるんじゃないか?」と思ったのが事の発端である。

繁殖期以外でも探せるのか?

モリアオガエル

繁殖期以外でも安定して見つけられるのか検証する。“安定して”というところがミソ。一匹であれば“イレギュラー”である可能性が高いし、それでは生き物の行動パターンを知ったことにはならない。偉そうなことを書いているけれど、要は「マグレはいや!」という、ただそれだけです。はい。

モリアオガエルを探して夜の森へ

モリアオガエルの住む場所

9月半ば。場所は岡山、時間帯は夜に設定。昼間よりも夜の方が生き物の目がライトに反射して探しやすい。野生動物にとってはたいそう迷惑な話である。ごめんね。目的の池に向けて車を走らせる。本格的に夜の山に入るのはいつぶりだろうか。最近は車から近い場所ばかりで奥深くに入ることは少ない。

カスミサンショウウオ

サンショウウオ探しに躍起になっていた頃は恐怖心をどこかに置き忘れて、夜の沢に突撃していたものだが。今でもその気になったらできるのか、あまり自信はない。怖いもん。

モリアオガエルの池

モリアオガエルの生息地
どことなく薄気味悪い夜の池

森に入って10分ほど歩くと池が見えてくる。時期であれば多くのモリアオガエルが観察できるこの池。ざっと見ても気配はなく静かで、「コロロッ」と響くことはない。

遠くに光る「眼」

モリアオガエル
怪しく光る点が二つ

池にせり出す木を注意深く見ていると、なにやら光る物を発見。そのまま、じ~っとライトを当てると「パチクリ」。まばたきしたではないか。この状況では本命に違いない。

モリアオガエル発見!!

モリアオガエル

慌てて近付くと思った通りモリアオガエルが枝につかまってじっとしていた。狙い通りに見つけられたことがとても嬉しい。じっくり観察してやろうともう一歩近づいた途端、池へダイブしてしまった。気が急いてしまった。反省。

続々と現れるモリアオガエル

モリアオガエル

気を取り直して、周囲を探すともう一匹発見。その周辺にもちらほらカエルの姿がある。今度は逃げないように近付いたのだけれど、やっぱり逃げる。気付いたことが一つ。繁殖期よりも警戒心が明らかに強い。

モリアオガエル

繁殖期のモリアオは手で捕まえられそうなほど接近できるのに。例えるなら「日中のトノサマガエル」ほどの警戒心。じっくり近寄らないと逃げられてしまう。

森の中も散策

モリアオガエル

池から少し離れて、森も探してみる。この時期本来の住処だ。すると、木にへばり付いているモリアオガエルを見つけた。ムチムチしたモリアオガエル。でっぷりとしていて大きく貫禄のある個体だ。その後も樹上でじっとしているモリアオガエルを数匹発見。これだけ動かないと昼間に探すのは難しいだろう。

探すなら池の周辺が〇

モリアオガエルの住む場所

池の周辺、森を合わせて15匹ほどのモリアオガエルに出会えた。割合としては池:7、森:3の割合。圧倒的に池に多い。というのも森は探す場所が多く、見つけきれない点が大きい。木の根元から上の方まで探すのは骨が折れる。池だとせり出した枝にしぼって探せば効率よく緑色のムチムチを探すことができる。

おわりに

モリアオガエル

「モリアオガエルは繁殖期」という自分の中の固定観念が崩れたのは良い。シーズン問わず探すことができるから。けれど、今回わかったのは「9月半ばに見つけることができる」ということ。11月になればまた状況は変わっていることだろう。気になるので、その時期に再訪しようと思う。

余談

モリアオガエル

冬にサンショウウオを探していて、土の中からモリアオガエルが出てきたことがある。そんな経緯もあって冬眠中もしくは冬眠を意識した個体は土中にいるため、そこまでして探す気は起りません。寒いし!

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