小雨がちらつく中、ライトを携え田舎道を散歩。
盛夏であればカエルが賑やかだが、すでに落ち着いている様子。
崩れた護岸や堰が目につく。この辺りも西日本豪雨の爪痕が残っている。
二十年近くこの場所に足を運んでいるが、
ここまで環境が変わったのは初めて。
あいつらは大丈夫だろうか....
恐る恐る会いに行くと予想外の光景が。
陸上にいてはる。水浴びしてる。気持ちよさそうに。
こっちの心配とは裏腹に呑気なことで。
湿度が高い日は陸地にいることも少なくはない。
水路から流れ落ちてくる小魚やサワガニを狙っているのだろう。
微笑ましい光景である。
この後も、何匹か挨拶して帰路につく。
流されたり巣穴が潰れたりと、まったく影響がないわけでないだろう。
それでも力強く堂々と生きている。
「自分も頑張ろう」
静かでちょっと物寂しい川のほとりでそう思った。