
秋と言えば、秋刀魚、栗、柿、松茸など、
美味しい食べ物が目白押しな季節。
とても良いことだ。
しかし、悪いこともある。
それはなんと言っても台風。
おかげさまで計画していた遠征は軒並み頓挫。
ああ、和歌山に行きたい...。
まぁ、そんなことをグチグチ言っても仕方ないので、
気分転換も兼ねてもう一つの旬である、
「アオリイカ」を釣りに行った時のお話し。
秋の風物詩“アオリイカ釣り”
場所は山陰地方のとある漁港。
毎年この時期に足を運ぶ場所である。
すっかり日が暮れるのも早くなってきたので、
ちょっと早めの17時半に現地入り。
潮の香りが心地よい。
久々の綺麗な海にまったりする。
辺りを見渡すけれどイカの姿はない。
去年と一昨年はイカの数が極端に少なく絶不調。
「今年も無理かな~」
あまり良い結果は望めそうにないと思った矢先、
足元に落としたエギを狙って、イカの集団が登場する。
そして、そのまま健気にエギを引っ張っていく。
軽く竿を立てると「グン、グン」と懐かしい感触が手元に伝わる。
揚がってきたのは小ぶりだがとても綺麗なアオリイカ。
鬼気迫る緊張感やドキドキはないけれど、とても楽しい釣り。
飽きない程度に釣れ、時間がゆっくり流れる。
気が付けば太陽は見当たらない。
イカは夜行性。これからが本番。
と思ったけれど相変わらず“ぽつぽつ”といった感じ。
まるで天の川のよう。芸術的だ。
結局、数は10匹にも満たなかったが、
とても満足だった。
やっぱり釣りっていいよね。
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