「雪がなくなった頃にリベンジ!」とかほざいていた次の日。
ふと気が付けば沢にいた。
しかも、前回より一層厚い雪が一面広がっている。
ターゲットは流水性サンショウウオ
今回の場所は兵庫近辺。
標高もかなりのもの。
道路は雪による通行止めで、車では上流部まで上がれない。
仕方がないので沢を歩きながら上を目指すことにした。
目ぼしい石や倒木の下を確認するけれど、姿を見せない。
今回は越冬幼生(幼生のまま水中で越冬する個体)も視野に入れている。
だいぶ上流まで登ったけれど、全く気配がない。
あまりにも反応がないので、ちょっと自然観察。
水しぶきが凍ったもの。
不思議な形。綺麗。
こちらは氷柱状になっている。これまた綺麗。
水しぶきが凍るほど気温は低い。
サンショウウオはこんな状況でも活動するのだろうか。
謎である。
こんな状況でも元気に活動する自分の生態も謎である。
その後も足を進めるが....ダメ。
さらに上流部を散策しようと一度沢を上がったところで、一台のジムニーが目に入った。
四駆にものを言わせて、道なき道を進もうとしている。
「ワイルドかつクレイジーな趣味だな」と遠目に眺めていた。
あちらから見れば、こちらも似たようなものだろうか。
結局、5時間近く探しまわったけれど完全敗北に終わった。
やっぱり、まだ時期が早いんだろうな。
少なくともこの場所は。
雪がなくなった頃にまた来よう(2回目)。