冬と言えば“メバル釣り”。
極寒に手をプルプルさせながら小さなワームやプラグを投げる。
ゆっくり巻いていると「グンッ」と竿先を抑えるようなアタリと軽快な引き。
病みつきになる。
そんな大好きな釣りを中国地方に行く用事があったので、
鳥取で楽しむことにした。
鳥取にて“メバル釣り”に勤しむ
「海と言えば鳥取」という程、頻繁に言った場所。
親に連れられサビキのアジ釣りからヤエンのイカ釣りまで、
餌釣りの基本を教わった。
思い出がいっぱい詰まっている場なので、
とても感慨深い。
この日も通い慣れた漁港へ足を運ぶ。
仕事終わりということもあって時刻は深夜12頃。
柔らかい竿と細い糸、軽いワーム。
とても繊細な釣りと位置付けしている。
この日は風が強くとても釣りがし辛いが、
釣れない言い訳ができてそれはそれで良い。
一時間ほど常夜灯の下でキャストを繰り返すも、
案の定まったく釣れない。
場所を変え、仕掛けを変え、やっと釣れたのは朝4時頃。
遠投したワームを中層でゆっくりと巻いていたら、
「グンッ」とひったくる様なアタリ。
サイズは18cmぐらいだろうか。
大きいとは言えないが、
釣れてくれたことがとても嬉しい。
昔と同じように魚がいて一安心。
この場所は変わらず残ってほしい。
その後もポツポツと飽きない程度に釣れてくれる。
相変わらず上がってくるのはこのサイズ。
それは今も昔を変わらない。
釣り方だサイズだと自慢げに語る人は何人も見てきた。
けれど、どんな一匹でも同じ様に喜べる人は少ない。
“生き物を捕まえて楽しむ”
子どもの頃と変わらない純粋な心は持ち続けたいと思うし、
伝えていけたらなと思う今日この頃。