岡山にて珍生物を探していた時のこと。
半日探しても手がかりすら無く、
「もう温泉入って帰ろう...」
と、帰り道に立ち寄った湯原温泉。
今までに何度も来たことがある場所だけれど、
ゆっくり散策したことはなかった。
暇つぶしがてらうろちょろしていると、
気になる看板を目にする。
『オオサンショウウオ保護センター』
そんな場所あったっけな~?と思いつつ、
案内板を目印に歩を進めていくと...。
こぢんまりとした建物と、
異様なサイズのサンショウウオが出迎えてくれた。
なんでも地元の『はんざき祭り』で使う“山車”だそうな。
こんなのが町中を闊歩するとは...。行ってみたい!
オオサンショウウオ好き必見!
さて、本題のセンター内へ。
入ってすぐど真ん中に堂々とした風貌の剥製が!
そのサイズ、なんと160cm!!(生前)。
これ以上ない迫力にしばし目を奪われる。
今の日本にこのサイズのオオサンショウウオは生息しているのだろうか。
夢が膨らむ。
もちろん、生きたサンショウウオもいるが、これまたデカい。
剥製程ではないにしても、優に1mは超えている。
さらに奥に進むと円筒状の水槽がある。
隅っこに隠れがちなサンショウウオがとても観察しやすくオススメ。
ここまで近くで見る機会はなかなかない。
こちらは液浸標本。150cm。
デカすぎて若干コワい笑。
おまけに骨格標本まであるとは。
恐るべし、はんざきセンター。
なんとも特徴的な骨。
一度でいいから作ってみたい。
まぁ、叶わぬ夢だね。
ちょっと立ち寄っただけなのに思わぬ長居をしてしまった。
ただ、とても充実した時間を過ごせたので良しとする。
ちなみに肝心の“温泉に入る”という目的があったことに気付いたのは、
家に帰ってからのこと。