滋賀県にて夜の湿地を探検中、可愛らしい声が響いてきた。
アマガエルほど聞きなれた声でもないし、
モリアオガエルほど低くない。
ウシガエルとは比べようがないほど品がある。
声の主は?
声の主はこの人。
シュレーゲルアオガエル。
鳴嚢を目いっぱい膨らませ鳴き続けている。
いつの間にか辺り一面シュレーゲル&シュレーゲルの鳴き声で賑やかなこと。
土の窪みや穴の中で鳴くことが多く意外と姿が見えないカエルなのだけれど、
この時は大胆に大合唱を繰り広げていた。
カエルの鳴き声はどこか落ち着く不思議な力があると思う。
大多数の人は「うるせー」と耳をふさぐかもしれないけれど。
自分にとっては安らぐ音楽。
小さい頃から自然の中で育ってきた野生児だからかも。
生命感あふれる夜の水辺
カエルが鳴く横でメダカがユラユラ泳いでいる。
お腹にいくつも卵を付けて。
活気あふれる夜の水辺。
しばし足を止め生き物に目を向けると、
いろいろな世界が垣間見れます。