横から見てます。
もう少し言うと漁港から見てます。
さらに付け加えるとタツノオトシゴ探しながらぼんやり眺めてます。
『花火見ながらタツノオトシゴ探し』
なんかロマンチックやん。字面は。
綺麗な花火は視界の片隅に置いて、
牡蠣殻、海藻まみれの岸壁を凝視。
花より団子(?)なので。
京都の海で岸壁採集
そんなわけで京都の海に行って参りました。
昼間の暑さに耐えれない軟弱ものなので、
夕暮れ時に現場入り。
空をふわ~っと眺めながらゆっくり漁港内を散策。
ロープ際、流れ藻付近を網でワシワシやると小さな魚が登場。
このサイズのカワハギは破壊的な可愛さがあると思う。
一丁前に角を出している姿が微笑ましい。
もうすっかり顔なじみのアミメハギ。
体色の変化が面白いよね。
イシダイの小さいの。
藻場ではこの縞模様が保護色になるんだろうな~、
と勝手に推測してみる。本当かどうかは知らない。憶測。
そして気が付けば電灯が輝く時間に。
目当てのポイントは気配ゼロだったので少し移動する。
遠くの方から大きな鈍い音が聞こえてきたので、
雷かと思ったけれど花火だった。
辺りを見渡すと良さげなタイドプールを発見!
少し浮気して生き物観察。
多種多様な生き物がお出迎えしてくれた。
一方的に押し掛けた、と言った方が正しい。
夜のタイドプールは潮の干満もわかり難い上に、
ちょっとした高波が来ても見えないので注意が必要な場所でもある。
特に子どもは“好奇心の塊”なので大人がちゃんと教えてあげてほしい。
教えた上で絶対目を離さない。これは絶対条件。
教えたところで興味がそっちに向いてしまえば、
「なんかいた!なにこれ!」で頭が満たされてしまうので。
子どもそっちのけで釣りをしている親を見てよく思う。
付き合い方を知らなければ危険な場所も、
知っていれば『触れ合える水族館』。
とても楽しい場所になる。
メジナの子ども。
他にもカサゴやメバル、セイゴやフグなど種類が豊富。
ミニチュアサイズのアオリイカもいた。
秋になるとこのイカが大きくなって、
“秋イカ釣り”のシーズンがやってくる。
釣竿を持っていたら気付けなかった少し早い秋の気配。
タツノオトシゴはまたもや見れなかったけれど、
とても癒された夜の磯遊び。