東南アジアの庶民的食材”タウナギ”を奈良県で釣る!もちろん美味しく食べてみる

東南アジアと言えば、僕が育ったゆかりの地(本当です)。

奈良県と言えば、僕がKazuhoと出会った場所です(駐車場だった)。

そんな東南アジアと奈良県をつなぐ架け橋といえば「タウナギ」でしょ(ものすごい偏見です)。

今回は、久々に奈良県を訪れタウナギを釣って食べる機会がありましたので、レポートさせていただきます。

外来種として悪名高いタウナギですが、所によっては在来種!

不思議と東南アジアや中国でタウナギを見ると食材として脳みそが受け入れる

タウナギは、中国から東南アジアにかけて広く分布し、これらの原産国では庶民的な食材として市場でよく見かけるレギュラーメンバーと言えるでしょう。

因みに、ウナギと名前がつきますが、実際のところ鰭が無いことや空気を吸って呼吸できると言った特徴から分かるようにウナギの仲間ではありません。

最大で80cm前後まで成長する田んぼのゲテモノ…いやッ怪魚”タウナギ”

日本でタウナギと言えば、田んぼに穴を空けて水を抜いてしまうとか、田んぼの生物を片っ端から食べてしまうとか。悪者扱いが目立つ厄介者です。

また、近年の怪魚や外来魚ブームも相まって、その知名度はウナギのぼりに上昇中です。

奈良県の田んぼで餌を探すタウナギ

そんなタウナギですが、実は西表島をはじめ沖縄県において在来分布していることをご存知でしょうか?

貴重なお時間を割いていただき、僕の記事を読んで頂いているので、何か小さな知識でも持ち帰っていただければと思い日々文章を書いています。

今日の目玉商品は沖縄県にタウナギが在来分布しているということですので、良かったら持ち帰ってくださいませ。

因みに、奈良県をはじめとする本州各地に生息するタウナギは大陸由来であることが分かっています。

超簡単なタウナギ釣りを一人で楽しむ

ガルプを使えば一発で食いついてくる

僕の知っているタウナギ釣りと言えば、梅雨の晴れ間にタウナギを見たことない友人や後輩を連れ出し、「なにこれキモーい!」と「めっちゃ可愛いやん!」を激しく対立させてみたり、「飼ってみようぜ」とか「食べてみようぜ」とか少々面倒なベクトルにテンションが進んだり。

とにかくワイワイ楽しく遊ぶ健全な夜遊びです。

大学時代も楽しかったなーと思いだしながら、今回はYoutubeの撮影というお仕事で奈良県に向かいました。

行き慣れた田園地帯では今年も大きく環境は変わらず、沢山のタウナギ達がお出迎えしてくれました。

生餌を使わなくても「ガルプ」1本で面白いように釣れてくれるいいやつです。

時は経ってもタウナギ釣りの難易度は低いまま、撮影もすぐ終わります。簡単な生き物も大歓迎です。

タウナギ料理で感じる自分たちの年齢

タウナギは活きていると非常に捌きにくい

結局、年を重ねても人の価値観は然程変わらないようで、今回も半ば強制的にKazuhoに協力していただきながら(ありがとう)タウナギを料理することに。

これでKazuhoとタウナギ料理を作ったのは3度目なはず。全く懲りないものです。

どんな魚でも血を抜けばいくらか美味しくなるというある種の精神論を唱える2人。

若かりし頃は、捌いた時に出てくる線虫達にビビりあがり、ふっくらとした焼き具合の白焼きこそ素材の味だ!という意見と、油でカリッカリになるまで加熱せんと寄生虫ヤバいぞ!って言い合いしたなーって思い出話しで盛り上がります。

用意周到に。クックドゥを活用してタウナギを調理する。

貧酸素耐性があるためか、身も赤いし血も多い

そうこうしてるうちにバケツの水が血で真っ赤に染まります。

ウナギやアナゴを捌くように開くと今回もアニサキスに似た線虫達がにょろにょろと出てきます。

慣れてはいるものの、やっぱ気持ち悪い。でも、結局、食べるんですけどね。

引きで撮影すれば問題なし。拡大して探さないでねw

今回は、白焼きが泥臭くて不味いという過去の失敗を活かして中華風の炒め料理に挑戦です。

ニンニク、ショウガ、ニラ、タケノコを用意してフライパンで炒めていきます。

タウナギの泥臭さを警戒し全力で匂いを消しにかかる

仕上げにクックドゥー・チンジャオロースの素と鷹の爪を入れれば完成!

うん。タウナギ料理を見るだけで、自分たちは年を取ったなって実感しますね。

何と言うか、チャレンジ感が無くなっている。料理からも若さが消え始めています。

経験と知識が積み重なってきてる証だ!と前向きに捉えながら実食してみましょう。

調味料の重要性を知る

タウナギとタケノコの触感がマッチ。控えめに言って旨かった。

冷めないうちにタウナギの炒め物を食べてみます。ニンニクとショウガの香りがたまらん…中国っぽさが出ています!

恐る恐る口にしたひと口目、鼻から抜ける泥臭さを待ち構えていると…んッ。これはー

マジで旨いwお世辞抜きで。タウナギのしっかりした触感がタケノコやニラと合うぞ。

どんな味かって?そら、クックドゥーのチンジャオロースの味に決まっています。つか、タケノコうめー!

ごちそうさまでした!

人間、こうして年をとっていくわけですね。20代も終わろうとしてる僕らは、クックドゥを使うようになっていたことをここに記録したところでお終いとさせていただきます。

タウナギの評価は?!星7個!

夜の生き物採集としては結構楽しい相手です

オススメ度:★☆☆☆☆

美味しさ度:★★★☆☆

ゲテモノ度:★★★☆☆

やはり、線虫が気になりオススメ度は1とさせていただきました。

とは言え、東南アジアや中国で美味しく食べた経験もあり、食味としては星3個です。

奈良県のタウナギには高確率で線虫のような寄生虫がついています。人体に影響するか分かりませんが、実食する際は、くれぐれもご注意くださいませ。

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