今年の春パターンで身につけたハコネサンショウウオ用ルッキング探索術。
同じポイントでは秋パターンに非常に苦戦を強いられた過去があるので、ルッキングで再挑戦してみることに。
過去の振り返り
まずは反省点を見出すところから。
過去に何度か同じポイントで秋パターンに挑戦したものの、成功したのは僅か1回。
反省点としては
・条件が揃っていない状況で探索していた
これに尽きる。
具体的な条件については悪用されるリスクがあるので差し控える。
条件については春パターンでお祭り状態を観察できているので
「あれ」を目指せばよいわけだ。
あとはただひたらすら「あれ」の条件が揃う日を待ち続けるのみである。
秋の亜成体祭
遂に「あれ」が揃いそうな日が到来。
いやがおうにも期待が膨らむ。
しかし、アタックの準備をしながらふと思った。
最近ハマっている渓流釣りに比べると、サンショウウオ観察とはなんと怪しいものか、と。
職務質問を受けても全くおかしくないレベル。
そう考えると割とモチベーションがダウンしたが秋パターン克服のためアタックを開始した。
開始早々、シダのうえに亜成体を発見。
これはなかなか幸先が良いぞ。
その後、春パターンで実績のある箇所では全く見られず、やや雲行きが怪しくなったところで
いよいよホットスポットに到着。
しかし、ハコネサンショウウオの姿は全くない。
やはりこのポイント、秋は難易度が高いのかと痛感しながら事を進めると亜成体が続々と現れる。
亜成体ばかり現れるのはなぜなのか?
今シーズンに上陸した個体なのだろうか?
それにしてはサイズが少し大きめな気もする。
原因を考えても解決しないので、考えるのをやめて探索を続けることにした。
痩せた雌個体の謎
春パターンのように成体が次々に見つかることを期待していたのだが、これはなかなかの拍子抜け。
全体的に生き物の姿が少ないことも気になる。
その後もたまに亜成体が見つかりつつ、めげずに探し続けること数時間。
ようやく1匹の痩せた雌個体を発見した。
痩せているのは産卵が終わったからだろうか?
などと思いを巡らせながら探索を続行するとまたもや痩せた雌個体に遭遇。
亜成体が続々と見つかる謎現象に続いて、痩せた雌が複数見つかるという謎現象。
産卵が終わったことをトリガーにして何かが起こっているのかもしれないが、またも原因は考えてもわかるはずもない。
諦めて帰ることにした。
おわりに
その後も秋パターンを狙おうとしたが、条件が揃う日がなかなかなく、亜成体や雌個体の謎を解明できないままシーズン終了を迎えた。
また次の春まで、サンショウウオはお預けである。