やっと春らしい陽気が続く時期になってきた。
「そろそろ琵琶湖がアツいかも」
デカイのが釣れるという意味ではない。
もしそうなら2月ぐらいから琵琶湖に足を運んでいる。
2月はおこたの魔力に勝てず、こたつむりに勤しんでいる。
本音は「寒くもなくテクニカルな釣り方をしなくても釣れるんじゃないかなあ」
といったところ。
The ゆとり。
ゆとりと言えばこの人。
自称“ゆとり教育の犠牲者”ことUKさん。
今回は彼と一緒にまったりゆる~く琵琶湖のバス釣りを楽しんでいく。
真夜中のバス釣り
北湖のとあるポイントに到着。
風はあるものの釣りに支障はないレベル。
そそくさと準備を始めて湖岸へと向かう。
ロッドにぶら下がっているのはもちろんセンコー。
神のワームである。
これを20m程投げ、底をとってちょこちょこアクションを加えてポーズ。
この繰り返し。
これが、めっちゃ釣れ......ない。
今日はこれじゃないな~と思い始めた頃、
UKが嬉しそうにデカバスを携えやって来るではないか!
春らしいブリブリのバス。
バイブレーションをボトムの石にコンタクトさせていたら釣れたと。
なかなかテクニカルな釣りしとるやないか。
早速マネして、もとい参考にさせてもらってルアーチェンジ。
スピナーベイトでボトムの石の上をスローロール。
すると、抑え込むようなアタリ。
焦らずゆっくり巻いて最後はブッコ抜き。
40cm程の太いバス。
最近、魚が釣れない病で気持ちのいい釣りができていなかったこともあってか、
格別に嬉しかった。
UKはと言うとバスの粘液が付いた手で目をこすったらしく、
目を真っ赤にして車に帰って行った。
早いペースの釣りは疲れた(流石ゆとり)ので、ポイントを少し変えて、
ルアーはセンコーに戻しまったりフィッシング開始。
予想外の入れ食い!?
この適当な釣りが大好きである。
月を見ながらさざ波の音を聞き、今後のことを考えたり。
至福の時間だ。
そんなことをしていると、
待望のアタリ!
引かないな~と思っていたらアナタでしたか。
傷一つないナイスニゴイ。
これが口火となり怒涛のラッシュが訪れる。
一投目。
小さなアタリ。グイグイと気持ちのいい引き。今度はバスだ。
35cm程のバス。
良い所にかかってる。
2投目。
まったく同じやり方で40cm追加。
3投目。
これまた40cmを追加。
ここで確信した。
「今日はヤバい日や」
すぐさまUKに電話してめっちゃ釣れてることを伝える。
その間も釣れ続けるバス。
挙句の果てに50cmオーバーもご登場。
琵琶湖らしい体型の綺麗なバス。
最高に楽しい!!
間もなくUKがやってきて、数投。
50cm半ばのビッグバスをサクッと釣る。
やっぱり今日はXデーだったんだと思ったのも束の間、
ぱったりと釣れなくなってしまった。
どうやら群れに当たったらしく、抜けてしまえば文字通りもぬけの殻。
ナマズ様でシメ。
それにしても短い時間でこれだけ爆発するとは思わなかった。
「バス釣りって本当に楽しいな」
口をそろえ、満足感に浸りながら車に戻る。
「一生幸福でいたかったら、釣りを覚えなさい」
あながち間違ってないのかもしれない。