この釣りもシーズンに入ってすでに五回目。
毎回顔は見せてくれるが近寄ってはくれない。
この微妙な距離感がドキドキする。
自分の身の丈ほどのルアーを果敢に襲ってきたハス。
いかつい顔と特徴的な口。
毎回遊んでくれて嬉しい反面、大きなアタリに驚かされるので困る。
それだけ本命からのアタックは少ないってことだが。
この日はハスだけでなくUKにも遊んでもらっている。
自分よりも先に来ていて延々とルアーを投げていたらしい。
生粋のアングラーである。
ビワナマ......か?
そんな彼と諦め半分に湖面を照らすとゆっくり泳ぐ巨体を発見!
かけるとたいして走らないものの、ズシッとした引きで沖に走って行く。
ラインを労わりながら徐々に寄せてくるとあまりの大きさに驚く。
巨大ライギョ。
頭のデカさが尋常ではない。
本命ではないものの久々の巨大魚にテンションが上がる。
新規開拓で思わぬ出会い
気を取り直して本命を釣るべく新規開拓。
いつもと違った場所は新鮮でワクワクする。
ロッドを持たずに歩くこと20分。
「あれ、ゴミやんな?」
UKに問いかけたところ、なんとも言えない返事が返ってくる。
しばらく照らしていると大きな尾を翻した。
琵琶湖大鯰。
それもかなりデカイ。
急いでロッドを取りに帰り、すぐさまポイントに戻る。
まだいる。
頭の向きを考え慎重にルアーを通すも反応はない。
UKも尾の方にキャストする。
何か考えがあるのかと思ったら単純に向きを間違えたらしい。
そうこうしているうちに沖へ姿を消してしまった。
釣れはしなかったものの新規開拓で出会えた一匹は大きい。
しかし、その後は音沙汰なく朝を迎えた。
早朝のロクマル狩り
毎回恒例となっている「ビワナマが釣れない傷を癒すバス釣り」に向かう。
眠気と疲労も相まって無心でセンコーを投げること30分。
「ジワッ」
デカバス特有のアタリを感じ軽くきいてみると確かな生命感。
フルフッキングとともに重く走る。
時間をかけてゆっくり寄せ、姿を見て驚く。
めっちゃデカイ!
60.5cm。
ここに来ると毎回、「釣りって楽しい」そう思える。
UKには感謝である。
バス釣りセラピーである。
もう一度同じ場所にセンコーを送り込むと着底する前にひったくる様なアタリ。
思いっきり合わせるとまたしてもデカイ。
50そこそこ。
コンディションの良いナイスバス。
UKガイドさまさまである。
本人は釣らずに接待に専念してくれるガイドの鑑。
と、これ以上言うとガチで怒られそうなので自重します。
ビワナマを抱っこする日はいつになるやら
またしても本命は釣れなかったものの、
とても楽しい時間を友人と過ごせたので文句なし。
諦めずにもうしばらく通います。