ブログをやっていて良かったと思うことの一つ、“新しい出会い”。
「一緒に生き物観察行きませんか?」その一言は本当に嬉しい。
今回はそんな言葉をくれたkemurさんと夜の生き物観察へ出向いた話。
オオサン観察に案内するも....
コンビニで待ち合わせ。
話は尽きないけれど時間も少なかったので簡単に自己紹介を済ませ、
オオサンショウウオ観察へ。
自分のホームフィールドをご案内。
到着して薄暗い川面を見渡すといつもと雰囲気が違う。
どうやら先日の出水で護岸が崩壊。改修工事をしているようだった。
サンショウウオの住処であるボサが綺麗な更地になっていた。
自分がこの辺りで遊ぶようになってから変わることがなかった環境が変わり、センチな気分。
足早に数か所見て回ると数は少ないもののちらほら顔を見せてくれて一安心。
kemurさんにも無事見てもらえてもう一安心。
肩の荷が下りたところで冒険をしてみる。
季節外れのサンショウウオ探し
次の狙いは小型サンショウウオの成体。
「まだ一度も見たことがないので見てみたい」
そう言われたら全力で応えたくなる。
初めて出会った生き物を見て喜ぶ人の笑顔が好きなもので。
ただ、小型サンショウウオの多くは春産卵で、
その時期に水辺に集まる個体を観察するのがセオリー。
それを外すとハードルは極端に高くなる。
そして今は秋。
「見れなくても良いですよ」と優しい言葉をいただいた。
この沢にはハコネサンショウウオとヒダサンショウウオが混生している。
スタートは幼生が狙い。最初からお茶を濁す気満々である。
イワナがちょろちょろする沢で水面と睨めっこ。
開始30分ほどでヒダサンショウウオの幼生が石の上に佇んでいるのを発見。
そこそこ喜んでいただけたので本格的に博打を始める。
倒木を返せど石を退かせどやはり厳しい。
要所要所を探しながら上流を目指していたところ、
沢の端の岩に張り付くハコネサンショウウオを発見!
すぐさまkemurさんを呼ぶ。とても喜んでいる姿にこちらも嬉しくなる。
ここからは写真撮影タイム。
写真の腕前はお見事の一言。
ちなみに今回の記事の写真もお借りしたものだ。
自分とはまた違った視点が面白く一緒にいて楽しい。
帰り際も話は尽きず帰るタイミングを逃してしまって、
気が付けば日をまたいでいた。
名残惜しかったがお互いの帰路に就く。
素晴らしい出会いに感謝。また遊びましょう!