都会のオオサンショウウオ観察

オオサンショウウオに会いに行く。

今回は毎度お馴染みの岡山ではない。

都会で観光客もいたるところに見受けられるカップルの多い場所。

そう、大都会“京都”である。

そんな場所に男二人でウェーダーを履いて向かう。


都会のオオサンショウウオ観察

もちろん路駐なんてできるわけもなく、コインパーキングにお世話になる。

パリピのはびこる河川敷を横目にポイント視察。

普段見慣れている場所とは違って、ボサも少なく河床も砂より。

「本当にこんな場所に?」

不安を抱えながらも、まぁなんとかなるやろの精神で作戦を練っていると、

「いた!!!!」

友人がオオサンショウウオを発見!

「あそこにいる!」

・・・・・

そう言われましても。

さっぱりわからん。

目の不調でコンタクトを着けられず、

度の合わない眼鏡で参戦しているため、

全然わからん。

なんかモゴモゴ動いている茶色い物体はちらっと見えたのだけれど。

ちょっと雰囲気の違うオオサンショウウオ

とにもかくにもいることはわかった。

下見を切り上げてウェーダーを取りに戻る。

初めての場所はやっぱりわくわくするよね。

パリピが花火で盛り上っている横で違う盛り上がりを見せる我々。

意気揚々とさっきオオサンっぽいものを見た堰へ足を運ぶ。

おそるおそるライトで照らすと見慣れているけど、

どこか雰囲気の違うオオサンが佇んでいるではないか!

体色も薄く斑紋もない。

この川に住んでいるオオサンショウウオの大半は、

「チュウゴクオオサンショウウオ」との交雑個体。

そういった経緯もあって普段見ている個体とは雰囲気が違うのだろう。

いつも見ている個体群はこちら。

ちなみに友人は初めて見るオオサンショウウオ。

嬉しそうにカメラに収めている。

そうこうしているとボサ下から小さなサンショウウオが出現。

模様も色合いもとてもよく似ている

この場所は格好の餌場のようだ。

他にもいるだろうと思って堰の中央に向かうとやっぱりいた。

こちらは少し斑紋があるものの体色はやはり薄い。

近付いても我関せずといった具合に物おじしない。

堰の端にはこんな可愛らしいオオサンショウウオも。

 

コンクリートブロックをあご置きにして餌の小魚を待ち構えている。

相変わらずのつぶらな瞳に癒される。

オオサンショウウオのぬいぐるみが人気を博すのも頷ける。

少し下流に移動した場所ではこんな個体も。

いつも見ているものに近い斑紋。

この個体は見た目では交雑種かどうか判断が難しいと思う。

そもそも斑紋と体色には個体差があるため判断材料としては頼りない。

「気性が荒い」という特徴もあるがこればっかりは触ってみないとわからない。

でも触ってはいけないから試しようがない。(特別天然記念物、文化財保護法)

都会にひっそりと潜むオオサンショウウオ

多くの人が行き交う大通りに面した河川にもオオサンショウウオは生息する。

山間部に比べれば水質も良くないし人の手も入る。

「絶好」とは言えないであろう場所でも逞しく生きる姿に感動した。

「また訪れたい」

そう思える場所ができた。

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