【幻の食材】異なる2層の身質を持つ魅惑の美味魚”サカタザメ”

サカタザメってどんな魚?

サカタザメ( Rhinobatos schlegelii

ガンギエイ目サカタザメ科に属するエイの仲間です。

世界中の暖流域に生息し時折、定置網にかかったり投げ釣りの外道として釣り上げられたりします。

身近な存在として、シノノメサカタザメやトンガリサカタザメなどを水族館で見ることができます。

ギターフィッシュ

世界中に生息しているこの魚。目を引く特徴的な形ゆえに面白い名前がつけられています。

その名も”ギターフィッシュ”。

楽器のギターに似ているということですね。

裏側が可愛いんですよ!

めっちゃ笑ってますよねw副男ならぬ福魚。

ちょっと専門的なワードを混ぜさせていただくと、鰓孔が裏側にあるため、

サカタザメはエイの仲間といえます。

サメは体側に鰓孔があります。

さっきから、サラっと写真を出してますが

3年越しのドリームフィッシュ

この魚釣るのに3年もかかりましたからね!

釣ったとき吠えましたよ。池の水で怪魚釣り上げたの時のようにねw

めったに入荷しない幻の食材

釣れる・見れるポイントは?

海の砂漠へ向かって大遠投

少なくとも伊豆半島には幅広く生息しているようで、

東伊豆を中心に砂地のダイビングポイントでしばしば目撃されています。

今回は伊豆半島の人気のない小さな堤防で釣ることができました。

因みにサカタザメ以外は何も釣れませんでした。そら釣り人も来ないや。

美味しいと評判ですが・・・

もちろん食べてみます。家にサカタザメがいるなんて。

めっちゃ幸せ!

捌いていきましょう

まずは胴体とヒレを分けていきます。

凄いサメ肌!包丁が悪くなりそうですが気にせずザグザグといきます。

意外と腹腔が広かった

血も少なく奇麗な身質が伺えます。

この時点で懸念される軟骨魚類特有のアンモニア臭もしません。これはいけるぞ!

ヒレの部分はエイっぽい

まさにエイヒレといった感じ。やはり気になるのは胴体の方でしょう。

こう見ると・・

小型のサメでも釣ってきたかのうな絵面になってきましたね。

こう見るとマゴチっぽいな

少々強引ですが3枚におろしていきます。

2層に分かれた変わった身質

これは正直驚きました。血合いを境に全く違う筋肉です。

魚ではあまり経験がないですね。

早速盛り付けます

うまそー!ですが、奥にひっそりと見える紅葉おろしに僕の弱気が現れています。

まずは匂いチェック

エイヒレは教科書どおり煮つけに仕上げ、大事な匂いチェックに移ります。

全く問題なし!

むしろ味がないんじゃないかと心配になるくらいの無臭です。

こういったゲテモノで旨くも不味くもない事が一番困るんだよな...。

いただきますっ!

口に入れた瞬間は「おっコレ食べれるな」っといった感じ。

やばいぞ。噛めば噛むほど染み出てくる・・・

めちゃくちゃな旨味成分ヤバい!

無味無臭なんて心配してゴメンナサイ!

どちらの筋肉の層にも特徴と素質がってとても美味しいです。

これはもはや購入してまでも食べたいレベル。

他にない。サカタザメ唯一の味の理由

強いて表現するなら、ブリのような風味とエイのような味とイカのような食感。

本当に良い言葉が思い浮かばないです。

一つ言えるのはこの2層の筋肉を同時に食べたほうが美味しいということです。

煮つけはどうでしょうか?

臭みやえぐみは全くなく食べやすい煮つけといったところ。

お刺身の感動が大きすぎて少々物足りませんが、普通に美味しいです。

サカタザメの評価は?!星11個!

オススメ度:★★★★★

美味しさ度:★★★★☆

ゲテモノ度:★★☆☆☆

2層に分かれた身質の違いを味わって欲しいという想いを込めてオススメ度は★5個とさせていただきました。

煮つけが少しサカタザメの特徴が薄れちゃったのと、

かっこよすぎてゲテモノ感が低いのでトータルとしては★11個です。

今後も★15を探す旅は続きます!

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