カスミサンショウウオの飼い方~幼生編part 2~

前回「カスミサンショウウオの飼い方~幼生編~」の続き。

すっかり大きくなり四本足になる頃。

この時期になるとなんでもよく食べみるみる育ちます。

メインの餌は入手が簡単で保存も楽な冷凍アカムシ。

時たまちぎったミミズや成体の食べ残したサシ虫なんかも。

とにかくなんでもよく食べるのです。

餌をやるピンセットにも噛みついてくる始末。

そして気が付けばしっぽの欠けた個体がちらほら。

そう、始まってしまうのです。

“共食い”。

この時期は動くものなら何でも口にします。

それは同じ卵嚢から出てきた仲間も例外ではありません。

完璧な対処法は一つ。

『個別飼育』です。

もちろんそれなりにスペースが必要ですし、

餌やりも相当手間です。

もう一つの対処法は『常に満腹に近い状態にする』。

サンショウウオの幼生は満腹になると餌を食べなくなります。

まぁ、当たり前と言えば当たり前ですね。

当然、共食いの確率は減りますが完璧に防ぐことはできません。

四六時中ケースの前で見張って、

幼生が腹をすかしたタイミングで餌をやるなんて不可能ですから。

おまけに水質の悪化も招きやすいので要注意です。

根本的な解決にはなりませんが、

サイズごとに分けて飼育する手もありですね。

そんな食欲旺盛だった幼生達が急に断食を始めます。

それが『上陸』の合図です。

共食いの問題も乗り越え、

いよいよ上陸間近に迫った幼生達。

ここでもう一工夫が必要です。

それは『足場を作ること』。

幼生は鰓呼吸ですが成長するにつれて、

肺呼吸+皮膚呼吸と変化します。

足場がないと溺れてしまうわけです。

※写真はカスミではないですが参考までに。

自分はケースを傾けて水深の浅い部分を作って石を置いています。

上陸が近くなるとこの石の周辺に寄るようになり、

登ったりする姿も見られるので目安になります。

そんなもの無視して写真のように壁面を登る個体もいますが、

返しのあるケースであれば脱走することはありません。

そうして上陸した個体はしばらく餌を食べません。

早くて2~3日。長ければ2~3週間。

自分の場合は餌を食べないことが目に見えているので、

上陸して一週間は与えません。

一週間経った後、ピンセットでアカムシをチラつかせて、

反応があれば与えるようにしています。

無視されるようなら1日おいてまた挑戦。

その繰り返しですかね。

必要なのは“根気”、それだけです。

「カスミサンショウウオの飼い方~成体編~」に続く。

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