![【燃え尽きからの脱出】ホムラハコネサンショウウオ?新規開拓](https://totokore.com/wp/wp-content/uploads/2022/10/pic1.jpg)
サンショウウオ燃え尽き症候群を患って早3か月が経過。
このままではまずい。
立ち直れなくなるぞ。
必死に自己分析を繰り返し、自分が今一番好きなサンショウウオは何かを突き止め、新規開拓のターゲットにしてみた。
某エリアに生息するハコネサンショウウオ(生息地域としてはホムラハコネサンショウウオの可能性もあり)である。
目次
盛大にボウズをキメてきた
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いきなりだが、某エリアの某県に生息するハコネサンショウウオ に前々から憧れていたので、燃え尽き症状が少しでも改善されればとこの機会に突撃。
結果は、大いなる力による盛大なボウズ。
己の体力、技術力、装備が全くもって足りず、勇気ある撤退を強いられたのだった。
こういうときこそ、燃えてくるものだ。
いいぞ。
良い流れだ。
少しずつではあるが、燃え尽き症状が改善されサンショウウオ熱が再燃してきた!
この盛大なボウズ体験を糧に次回のアタックを検討することにした。
最後の”在庫”に懸けてみる
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ターゲットを選定してGoogle Mapにピン留めしておいたものの未だ訪問できていない場所を「在庫」と呼んでいる。
今年の春は新たなハコネポイントを探してかなりの数のポイントを訪れたためか、在庫が少ない。
しかし、よくよく調べるとポテンシャルが高そうな在庫が1つだけ残っているではないかっ。
盛大なボウズによる筋肉疲労を贅沢にマッサージで癒しつつ、次なるアタックを計画した。
数日後、現地に到着。
ここは割と環境が整備されているところなのでそこそこのポイントまで歩いていける。
ウオラー的にはサンショウウオが生息していそうなポイントで最も標高が高いところまで一気に登る。
途中、目の前に広がる風景からはサンショウウオ臭がプンプンする。
これでもし何もいなかったら誰かをボコボコにしないと気が済まないレベルだ。
これまでの経験上、期待をすると坊主になることが多いのだが、嫌が応にも期待が高まる。
オオダイガハラサンショウウオ幼生を発見!
登れるところまで登ったら今度はサンショウウオ を探しながら降りていく。
なんともしんどい趣味である。
切り立った大岩をくぐり抜け怪しいポイントを見つけたので石をちょっと動かすと・・・出た!!
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ハコネぇェェェェッッーーー!!
・・・じゃないぃぃぃぃーーー!!
なんとオオダイガハラサンショウウオ先生のご登場である。
嫌な予感がしてきた。
なぜなら、これまでのハコネ新規開拓の経験上ではオオダイが見つかったポイントではハコネは見つかったことがないからだ(*あくまで個人の経験)
「この環境ならハコネやろーーー」と調子に乗っていたことが裏目に出たのか?
やはり期待するとロクなことはないのか?
ただし、もしもオオダイとハコネが混成していたらそれはそれでたいへん興味深いことだ。
今、諦めたら、ここで試合終了だよ。
今、諦めたら、また燃え尽き症候群に逆戻りだ。
まだ慌てるような時間じゃない。
ハコネを求めてじっくり作業を続けることにした。
ハコネサンショウウオ幼生を発見!
いつもの要領でハコネポイントを入念に探していく。
出るのはオオダイガハラばかりだ。
しばらくすると、オオダイガハラと異なる容姿・挙動の生き物が遂に現れた。
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この見慣れたなじみ深い容姿と挙動は・・・・ハコネサンショウウオ幼生!!
これは心底嬉しい。
「ぃよーーーっしゃあああぁぁ!!!」
サンショウウオを始めた頃のように山の中で少し叫んでしまったぞ。
この発見はこのエリアのどこかしらに筆者が愛するハコネサンショウウオの成体が生息している証拠であり、オオダイガハラサンショウウオとハコネサンショウウオが共存している証拠でもあるのだ。
これから何度もここに遊びに来るんだろうな、と感じるような嬉しい発見だった。
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ハコネサンショウウオ成体を発見!
その後も地道に探していくと、次から次へとハコネ幼生が姿を現す。
序盤のオオダイガハラはどこへやら。
もしかしてこのエリアの中で棲み分けをしているのかもしれない。
というか、間違いなく棲み分けしてる。
この2種が巧妙に棲み分けをしているというだけで興味を掻き立てられるよなあーと考えながら怪しいガレ場を探るとその人は、いた。
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ハコネサンショウウオ成体!
レッドメガハコネ・ギガMAXスペシャル!!
つい小学生のような表現をしてしまったほど、デカくて赤い。
初回のアタックでいきなり成体に出会えるのはほぼ奇跡に近いので尚更嬉しさが込み上げる。
これだ!この瞬間だ!
ずっとこの瞬間を待っていたんだ。
新規開拓でいきなり成体を出せた時の高揚感はわかる人にしかわからないが、中毒性と快楽性が半端ではないのだ。
まず驚いたのはその大きさ。
全長は17cmほどだが、頭部の大きさと胴体の太さがものを言い大迫力の個体。
オオダイハコネサンショウウオと呼んでも過言ではないボリューム感だ。
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ホムラハコネサンショウウオなのかい
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生息地から最近話題?のホムラハコネサンショウウオかもしれないが、判断はできない。
一応、筆者が知る判断基準としては
- 背面の模様に赤みがある場合もある。
- 生息地域は近畿圏と北陸の一部
- 腹に星空のような模様がある。
くらいだが、一応上記3点は満たしていた。
ホムラなのかい?
ホムラじゃないのかい?
どっちなんだいっ!?
・・・正直なところ、ノーマルでもホムラでもどっちでも良かったりする。
何より、種類が判別できないという浪漫を楽しみたいものだ。
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サンショウウオ燃え尽き症候群からの卒業
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今回のこの素晴らしい経験のおかげで、どうやら燃え尽き症候群は卒業できたようだ。
坊主と優勝のブレンド感とびっくりするような新発見。
やはりサンショウウオ探索はこうでなければ。
すっかり秋になってしまったが、ようやく2022年がやってきた感覚。
この秋はもうちょっと頑張ってみようと思う。