プレコの骨格標本を作ってみた

先月、友人の手によって宴会の華を飾った「プレコ」。

飲み会に行ったらプレコとオオウナギを食べることになったんだが

実はその後、有り難くヘッドを頂戴して電車&高速バスを乗り継いで家に持ち帰っていた。

いくらこの時期とは言え、保冷剤なしの長距離移動は、

異臭騒ぎ」にならないか心配ではあったけれど笑。

今回はそれを骨格標本にしてみた!


絶対防御“プレコ”

早速、冷凍庫から取り出した物がこちら。

堂々とした風貌。

最硬の鎧+冷凍状態によって、防御力は限界に達している

この“絶対防御”によって後々かなり苦労することになる。

初めに貴重なサンプルなので丁寧に除肉。

なんてことはする訳がなく、すぐさま湯に入れる。

なにしろこの硬さなので、刃物を使った除肉は自分の技術では不可能。

しばらく熱を通して、いざ鱗を剥がそうとしたところで問題が発生!

.....ビクともしない。

か、硬すぎる。

オリハルコンか

生半可な加熱では太刀打ちできないと判断し、崩れることを覚悟でかなり熱を通す。

すると少しずつだけれど、剥がすことができる。

しかし、ここで更なる問題が発生!

顔の部分は小さな鱗で覆われ、内部に骨があるものと思っていた。

確かにその通りだけれど、鱗と呼べる代物ではなく“外骨格”に近い。

ハコフグを想像してもらったら早いかな。

おまけに内部の骨は特徴がほとんどなく、もしこれだけで標本にしても面白くない。

よって路線変更!

特徴的な鱗を残したまま標本化することにした。

できるだけ除肉した後は薬品処理。

かなり濃度の濃いもので処理したのでちょっと崩れちゃった....(-_-;)

完成!

予想以上に“プレコ感”が出ていておおむね満足。

頬辺りが脆くなってしまったのは要改良と思われる。

このアングルが可愛い笑。

背びれ付近の鱗は残しても良かったな。次回は残そう。

ちなみに歯はこうなっている。

ブラシ状でかなり頑丈なものが装備してある。

なんかよくわからんが安定感だけはハンパない。

いろいろと課題はあるけれど、方向性は間違ってないはず。

次回はより良いものを作れるよう努力します。

なにはともあれサンプルを提供してくれた友人に感謝!

もう一回釣って来てくれたら尚感謝!笑

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